デジタルカメラとローパスフィルターのゴミの問題は、切っても切れない問題です。
カメラ本体にゴミ除去の装置は、現行のカメラに機能として付属しているのは今や当たり前ですが、
それでも定期的にSCなどに持ち込むなど、今すぐ撮りたいのに・・・
という場合、非常に面倒くさいと言いますか、毎度のことながら
なんとかならないものだろうかと・・・。
各社からは、ゴミ取りの器具等が販売されていますが、
どれもローパスフィルターに直接触れなければならないものばかりで、
不慣れな状態で誤った使い方をすれば、簡単にローパスフィルターにキズをつけてしまいます。
そこで今回、メーカーさんから送って頂いたものがコレ。
う~む・・・どこかで見たようなデザインですが・・・。
EF50mm F1.2L とソックリ。
デザインの問題はキヤノンともきちんと話ができているとのこと。
ユーザーが心配することではありませんね。
それでは早速、使ってみることに。
このようにカメラに取り付けて、Fujin本体のスイッチを入れ、
場合によってはカメラ本体のゴミ取り機能も使い、
更にはスイッチを入れた状態で何度か連写をしてみるといいそうです。
(使用中はレンズ側を下に向けると効果的)
実際に使ってみたところ、ゴミの除去が100%とは言いませんが
乾燥したゴミであれば、これで普段のメンテナンスは充分とも言えます。
もちろん、ゴミの中には油分を含んだ湿ったゴミもありますので、
定期的にSCなどへ持ち込むことは避けられませんが、
一度、しっかりゴミの除去をしてもらってからは、
撮影から帰ってから、防湿庫にしまう前にコレで掃除をしておけばいいと思います。
各メディアでも紹介されて、既にご存知の方も多いでしょう。
今のところ、ご覧の通り、キヤノンのEF(EF-S含む)マウントのみとなっているようです。
EF-Mマウントでもアダプターを介して使用できることはできるそうですが、
充分な効果を得られない可能性があるということです。
つまり、形状など、完全に専用設計となっているので、
内部の微妙な気流が充分に得られなくなるということでしょう。
因みに付属のフィルターは予備が2枚同梱され、PM2.5にも対応しているそうです。
しかし、これは各社のマウントに早く対応していただきたいものですね。
その場合、どのようなデザインになるのか?というのも楽しみになります。