Canon EOS M with EF-M22mm F2.0 STM f5.6 SS1/30 ISO3200
書き味やバランス、その他を色々試していたら、いつの間にかシャープペンも増えていました。
写真左から、S3 0.3mm(PILOT)、GRAPH1000CS 0.5mm(Pentel)、SMASH 0.5mm(Pentel)、
GRAPHGEAR1000 0.5mm(Pentel)、925-35 0.5mm(STAEDTLER)、rotring 800 0.5mm(rotring)。
この中で今回ご紹介したいのはrotring(ロットリング) 800です。
Canon EOS M with EF-M22mm F2.0 STM f2.0 SS1/100 ISO3200
色々と試したと申しましたが、実はコレ以外にも幾つか使ってみました。
ただ、今回並べてみたのは所謂「製図用」のシャープペンばかりで、
その中でも特別な存在と云うべきか、このロットリング800だけは何か別格な気がします。
軸(本体)は真鍮製で、普段使いには重すぎるでしょうし、シャープペンにしては値段が高過ぎる。
しかし、シャープペンのコレクターであれば、必ずいつかは欲しくなる1本だと思います。
自分はコレクターではありませんが、この高級感や各所でのレビューを見ているうちに欲しくなり、
思わず購入してしまったというわけです。
Canon EOS M with EF-M22mm F2.0 STM f2.0 SS1/100 ISO800
このペンの特徴は、何と言ってもリトラクタブル式と呼ばれる口金とペン先の収納ギミックです。
収納時の写真を撮るのを忘れてしまいましたが、ノックではなく、上部のダイヤルを回して収納します。
このダイヤルのタッチが実に心地よくて、無駄に回してしまうくらいです(笑)
ペン先がこのように収納式ということで、多少グラつきはありますが、
このシャープペンで真面目にものを書こうなんて考えてはいけないのかもしれません。
もちろん、たまには使いますが、このペンは所有するということに喜びを感じられるペンだと思います。
重さは約28gもあり、初めて手にした時はズシリとその重みを感じ、
ローレット加工が施されたグリップ部にも高級感を感じられることでしょう。
さて、製図用のシャープペンは普通のシャープペンとどこが違うのでしょう?
そんなこと普通の人は意識もしたことがないかもしれませんね。
Canon EOS M with EF-M22mm F2.0 STM f2.0 SS1/100 ISO3200
決定的な違いはペン先の形状です。
斜めになった部位を含め、細く作られていて、芯が出てくるスリーブと呼ばれる部位も長くなっています。
要するに描いている時に、既に描き終えた部分が見えやすくなるようにデザインされているんです。
ここが太かったり短かったりすると、文字を書いていても見難いと感じるはずです。
もちろん、定規にあてがって線を引くことが前提ですので、そういう意味でもスリーブは長いですね。
あとは、使っている芯の硬度表示が出来るようになっていることでしょうか。
書きやすいシャープペンを知っている人は、文字を書くにも製図用を使うほどです。
ひとくちにシャープペンと言っても、それぞれに拘りが詰まっていて、
それは重量バランスであったり、グリップの形状や素材、軸の太さだったりするわけです。
今回紹介したロットリング800は別として、写真に写っているシャープペンはどれもお勧めです。
拘りの1本をお探しの方は、記事上部でご紹介した中から選んでみてください。
GRAPHGEAR1000だけが重心がやや上にあるくらいで、このペンも口金を収納可能です。
S3は製図用というよりかは、製図にも使えるペンという位置づけで、芯の硬度表示は付いていません。
しかし、本当にどれも最高の書き味で、いつもどれを使おうかと悩んでしまいますね(笑)