M's Photography 松下直樹のブログ

山陰の写真家 松下直樹のオフィシャルブログです

Canon EOS R3


Canon EOS M5 with EF-M22mm F2.0 STM f2.8 SS1/50 ISO400

 

いよいよ実務にもミラーレス機を導入することにしました。

 

今回チョイスしたのはキヤノンのEOS R3です。

最後の最後までEOS 1DX3と迷ったのですが、これからの時代は

ミラーレス機がメインになることは明らかでしたので、いつか出るであろう

「R1」を待つことなく、R3にしました。

 

さてさてこのR3ですが、いきなり実務に投入するわけにもいかず、

これからじっくりと試写をして、さまざまな事をテストしてみます。

 

とは言え、上の写真を撮った時は電源すら入れたことのない状態でした。

この記事を書いてる時もまだバッテリーを充電しておらず、

開梱して、本体には充電されていないバッテリーを挿入しただけ・・

・・と、まだ何もしていない状態ですが、このカメラに期待していることは

大きく言うと3つあります。

 

まずはフリッカーレス撮影。

屋内でのスポーツ撮影では感度を上げて高速シャッターを切りますから、

この処理はとても有難く、最も期待している機能ですね。

 

続いて電子シャッター。

最高で約30コマ/秒が切れるようで、連続撮影中もAEとAFが追従するそうです。

しかもミラーレス機なので視界が暗転しないため、被写体を見失わず

そのまま追従することが可能となりますね。

(※撮影開始のタイミングが掴みやすいよう、1枚目撮影の直前はブラックアウト。

 2枚目以降はブラックアウトしない表示となるそうです)

 

3つ目は視線入力AFです。

銀塩時代にもあった機能が復活しましたね。

しかし、測距点の数が圧倒的に増えていますから、繊細な選択が可能です。

EOS iTR AF Xとの組み合わせで、多彩な撮影が可能になるでしょうが、

私の場合、細かく余白を確認しながらの撮影になりますので、その都度

上下左右を見てしまって、その視線に合わせて測距点が動いてしまわないか。

これは使うシーンをしっかりと分けて使えば問題ありませんけどね。

 

このように期待しているカメラではありますが、私が思う残念な部分を2つ。

 

一つ目、それはメモリーのカードスロットがダブルなのはいいのですが、

CFexpressとSDカードの異なる種類のカードであること。

EOS R5のカードスロットがベースになっているのでしょうが、出来ることなら

どちらかだけのダブルスロット(出来ればCFexpress)にして欲しかったですね。

 

そして二つ目はX接点(ストロボシンクロシャッタースピード)です。

電子シャッター時で1/200秒、電子先幕時で1/250秒、メカシャッター時で

1/180秒・・・。メカシャッター時で1/250秒は欲しかったですね。

そもそもこのカメラは工場出荷時では設定が電子シャッターになっているようで、

「電子シャッターを使えよ」ということなのでしょうかね(笑)

 

まだ電源すら入れていないのに長々と書き綴ってしまいましたが、

私はRFレンズを持っていないので、暫くはマウントアダプター

(EF-EOS R)を介してEFレンズを使用することになりますし、ストロボについては

マルチアクセサリーシューアダプター(AD-E1)を介しての使用になります。

 

最後に、1DXシリーズと比べて(僅かですが)軽量コンパクトというのは有難かった。

その上で防塵、防滴、高耐久が保たれているのは実務で使用する私達にとって、

フラッグシップ機に迫る機能と相まって、頼もしい味方になってくれそうです。