Canon EOS M5 with EF-M22mm F2.0 STM f2.0 SS1/125
オフの前日(前夜)には、しばしば夜のデイキャンプを楽しんでいる。
いつしか夏のうだるような暑さもやわらぎ、朝夕はひんやりとした風が吹くようになった。
徐々に秋が訪れていることを風が教えてくれるのだ。
デイキャンプとはいえ、私の前には灯油ランタンの灯りと傍らで燃え盛る焚火の炎だけ。
豪華なキャンプ飯など必要なく、ディナーはカップ麺でも良い。
ラジオでも聴きながらのんびりと過ごし、自分の本当の時間を愉しもう。
Canon EOS M5 with EF-M22mm F2.0 STM f2.0 SS1/60 ISO800
木々の間から、まだ蒼い夜空が覗き、暖色の炎が風にゆらめく。
昨今のコロナ禍において、幾つもの自由は奪われてはいるものの
この時間と空間は奪われることなく、異次元とも思わせる時は刻まれ続けている。
Canon EOS M5 with EF-M22mm F2.0 STM f8.0 SS1/30 ISO2000
夜が更けたら珈琲を嗜み、静まり返った森で私の耳に届くのは
吹く風とラジオの音、そして遠くで誰かが焚火の為の薪割りをしている音。
その人も私と同じ時間を過ごしているのだろうか。
LEDランタンも良いが、風にゆらめく本物の炎を見つめると心安らぐのは何故だろう。
太古の昔から深く本能というものが誰にも宿っているのかもしれませんね。