M's Photography 松下直樹のブログ

山陰の写真家 松下直樹のオフィシャルブログです

腎不全

 

タイトルの症状・・・

これが今の私の腎臓の状態だそうです。

 

先日の月曜日の夜のこと。

翌日からタイトな撮影スケジュールということもあり、

早めに寝ようと思い布団に入ったのですが、ほどなくして

左側の腰のあたりから鈍い痛みが走りました。

でも、明らかに筋肉とか骨の痛みではないことはわかりました。

どんな体勢をとっても楽にはならなかったんですが、二時間くらいで痛みは消え、

翌日の朝も普通通り起きて仕事へ向かったんです。

 

その夜は痛みは現れず、何だったんだろう?という思いを持ちながら就寝しました。

ところが翌日の朝方、あの痛みがまた現れました。

でも撮影に出かけなければなりません。

痛みに耐え、何とか夕方までの仕事を終えて帰路に就いたのですが、その道中、

痛みがどんどん増し、耐え難くなって、何度その場に車を乗り捨てて救急車を呼ぼうと思ったか。

それでも耐え難きを耐え、何とか家までたどり着き、まずはトイレへ。

その時の尿の色を見て、「これはただ事ではない」と判断しまして病院へ駆け込みました。

 

症状的には尿路結石かと思ってたんですが、様々な検査の結果、左の腎臓が炎症を起こし、

機能していないということがわかりました。エコーからもそれがはっきり見て取れたそうです。

病名としては「腎盂腎炎」ということになるようです。

 12歳の時、同じ腎臓の病気(急性腎炎)をして長らく入院生活を送ったことがありますが、

同じ腎臓でも神経が通っている部分とそうでない部分があり、

今回は神経が通っている部分ということで強い痛みが出たようです。

 

もちろんドクターストップがかかり、仕事はNG。

これまでカメラマンとしてのキャリアをスタートさせてから一度も仕事に穴を開けたことはありませんが、

今回、初めて依頼を受けていた仕事を断ることになりました。

関係各所に連絡を取って事情を説明し、しばらくの治療に専念することになりますが、

外科的な治療はおこなわれず、毎日の点滴投与と検査のための通院をすることになりました。

 

病院に駆け込んだ時、医者さんからは「いつ死んでもおかしくないレベル」と言われるほど、

かなりの重症だったようですが、翌日の検査で通院した際は「昨日と顔が全然変わって

今日は顔色もよく、身体も楽になったようだね」と言われました。

確かに病院へ駆け込んだ日は激痛に耐えているところでしたし、点滴を投与されてからは

驚くほど痛みが和らいで、まるで健康な身体に戻ったように錯覚してしまうほどですから。

 

さて、この病気ですが、どんなことが原因になるかお話しておきます。

男性の場合は、前立腺の病気からなることもあるそうですが、それ以外では

尿路・尿管結石、尿道炎、膀胱炎、大腸菌などのウイルスによるものなど。

腎臓の症状はすぐにわかるのですが、その原因を突き止めなければ治療はできません。

私の場合はウイルス感染による炎症のようでしたので、抗生剤の投与で治療が行われることになりました。

あと、慢性的に身体の水分が足りていないことと、トイレ(小便)を我慢することがないか?

と聞かれ、確かにトイレをよく我慢することがあるなぁって・・・。

誰しも大腸菌などのウイルスはあり、それは排尿によって流されてしまいますが、

長時間オシッコを我慢しているとウイルスが逆流して腎臓に達し、炎症を起こすことがあるとか。

特に女性は男性に比べて尿道が短いため、注意が必要なようです。

 

仕事へ復帰できるのは早くて1週間、治療には概ね1~2週間程度はかかるそうです。

皆さんも健康には留意して、楽しい人生を送ってくださいね。