M's Photography 松下直樹のブログ

山陰の写真家 松下直樹のオフィシャルブログです

にこ淵(高知県)

Canon EOS M5 with EF24-105mm F4L IS USM f8.0 SS1/30 ISO400

 

車を7時間走らせ、高知県にある「にこ淵」という所に行ってきました。

 

と云っても、ここだけの為に車を走らせたわけではなく、

まとまった休みが取れたので、昨年12月以来の四国旅に出かけたというわけです。

 

エメラルドグリーンが美しい淵でしたが、もっと太陽が高い時間帯や

時季を選べばもっと美しい写真が撮れそうです。

今回は到着時刻が微妙で、露出選択の難しい撮影となりました。

 

 

 

EOS R3テスト撮影


Canon EOS R3 with EF70-200mm F2.8L IS II USM f7.1 SS1/640 ISO800 + Extender EF2.0×III

 

早速、EOS R3のテスト撮影に出かけてきました。

 

今回、試したかったのはAFのトラッキングと電子シャッター、ISOオートです。

被写体として選んだのは野鳥、猿、旅客機の3つ。

 

まず最初に野鳥の飛翔を撮りました。

出かける前にカメラの設定は概ね完了していたのですが、いざシャッターを切っても

カメラの反応があまりない・・・。

おかしいなと思って再生ボタンを押してみると、2回ほどシャッターを切っただけで

およそ100枚近く撮れていました。

そういえば連写モードのままで、おまけに合焦音と勘違いして電子音をオフにしていた。

思わぬことで無音モードを試すことになったのですが、これはこれで使えるなと(笑)

クラシックのコンサートやピアノコンクールなどの撮影では、1D系のド派手なシャッター音が

ちょっと迷惑ではないかと感じていたところでした。

背面の液晶もオフにすれば、そういったシーンでも気兼ねなく撮れますね。

 

野鳥の飛翔撮影ではトラッキングがまずまずの様子。

ついでに視線入力も試してみましたが、キャリブレーションを2度ほど行っただけでは、

狙ったポイントにビシバシと決まるという状態ではありませんでした。

これはまたじっくりと試したいですね。

 

目当ての鳥が現れずで、早々に猿の撮影に向かいました。

鳥の撮影時から被写体を「動物」に設定したままの撮影です。

猿を被写体に選んだのは、人間に近いということと、予測出来ないような

コミカルな動きをすることで、トラッキング性能を試せると思ったからです。

上の写真はあまり動きのない親猿ですが、こちらに向かって走ってくるシーンや

猛スピードで走り抜けるシーン、子猿のコミカルな動きなど、かなり歩留まりよく

撮ることが出来ました。トラッキング性能はまずまずで、瞳に合焦すれば、

そのまま追い続けてくれるなど実務でも使えそうです。

EOS iTR AF XはすべてのAFモードで動作が可能で、被写体に向けた瞬間に瞳を検出してくれます。

 

ISOオートは、実は猿の撮影でも試していますが、日が暮れてきたところで

旅客機の撮影に向かい、低速シャッターで離陸時に流し撮りなど、

こちらもISOオートで撮りました。

ISOオートは実務では使ったことがありませんが、見た目の明るさにほぼ忠実で、

大きく崩れるようなシーンもなく、意外とこちらも歩留まりよく納まってくれました。

 

このようにカメラに任せられる機能があれば、そういう部分は思い切ってカメラに任せて、

そうすることで、こちらは構図やシャッターのタイミングなど、違ったことに

気を回せる比重が高まることで、より良いシーンを納めることが出来ますよね。

 

今回の撮影で感じたこと。それは、あくまでもフラッグシップ機ではないはずのR3ですが、

使ってみると、これは完全なプロ機であると感じました。

各操作ボタンの配置などは1D系を踏襲していますし、少し勝手の違う部分もありますが、

かなりプロユースを意識したカメラだなと思います。

ミラーレスというところでは、プライベートではM5を使っていますが、

初めてのミラーレス実務機ということでは、思い切って選んで良かったと思えるカメラだと、

今のところ感じているとともに、大した内容ではありませんが、今回の記事が

EOS R3の購入を考えている方、ユーザーの方にとって、少しでも参考になれば幸いです。

 

最後に付け加えておきますが、電子シャッターの音は・・・

とてもチープで偽物感たっぷりの音でした。

ま、慣れですね、慣れ(笑)

 

 

 

Canon EOS R3


Canon EOS M5 with EF-M22mm F2.0 STM f2.8 SS1/50 ISO400

 

いよいよ実務にもミラーレス機を導入することにしました。

 

今回チョイスしたのはキヤノンのEOS R3です。

最後の最後までEOS 1DX3と迷ったのですが、これからの時代は

ミラーレス機がメインになることは明らかでしたので、いつか出るであろう

「R1」を待つことなく、R3にしました。

 

さてさてこのR3ですが、いきなり実務に投入するわけにもいかず、

これからじっくりと試写をして、さまざまな事をテストしてみます。

 

とは言え、上の写真を撮った時は電源すら入れたことのない状態でした。

この記事を書いてる時もまだバッテリーを充電しておらず、

開梱して、本体には充電されていないバッテリーを挿入しただけ・・

・・と、まだ何もしていない状態ですが、このカメラに期待していることは

大きく言うと3つあります。

 

まずはフリッカーレス撮影。

屋内でのスポーツ撮影では感度を上げて高速シャッターを切りますから、

この処理はとても有難く、最も期待している機能ですね。

 

続いて電子シャッター。

最高で約30コマ/秒が切れるようで、連続撮影中もAEとAFが追従するそうです。

しかもミラーレス機なので視界が暗転しないため、被写体を見失わず

そのまま追従することが可能となりますね。

(※撮影開始のタイミングが掴みやすいよう、1枚目撮影の直前はブラックアウト。

 2枚目以降はブラックアウトしない表示となるそうです)

 

3つ目は視線入力AFです。

銀塩時代にもあった機能が復活しましたね。

しかし、測距点の数が圧倒的に増えていますから、繊細な選択が可能です。

EOS iTR AF Xとの組み合わせで、多彩な撮影が可能になるでしょうが、

私の場合、細かく余白を確認しながらの撮影になりますので、その都度

上下左右を見てしまって、その視線に合わせて測距点が動いてしまわないか。

これは使うシーンをしっかりと分けて使えば問題ありませんけどね。

 

このように期待しているカメラではありますが、私が思う残念な部分を2つ。

 

一つ目、それはメモリーのカードスロットがダブルなのはいいのですが、

CFexpressとSDカードの異なる種類のカードであること。

EOS R5のカードスロットがベースになっているのでしょうが、出来ることなら

どちらかだけのダブルスロット(出来ればCFexpress)にして欲しかったですね。

 

そして二つ目はX接点(ストロボシンクロシャッタースピード)です。

電子シャッター時で1/200秒、電子先幕時で1/250秒、メカシャッター時で

1/180秒・・・。メカシャッター時で1/250秒は欲しかったですね。

そもそもこのカメラは工場出荷時では設定が電子シャッターになっているようで、

「電子シャッターを使えよ」ということなのでしょうかね(笑)

 

まだ電源すら入れていないのに長々と書き綴ってしまいましたが、

私はRFレンズを持っていないので、暫くはマウントアダプター

(EF-EOS R)を介してEFレンズを使用することになりますし、ストロボについては

マルチアクセサリーシューアダプター(AD-E1)を介しての使用になります。

 

最後に、1DXシリーズと比べて(僅かですが)軽量コンパクトというのは有難かった。

その上で防塵、防滴、高耐久が保たれているのは実務で使用する私達にとって、

フラッグシップ機に迫る機能と相まって、頼もしい味方になってくれそうです。

 

 

 

彼岸花 2022年


Canon EOS M5 with EF100mm F2.8L MACRO IS USM f2.8 SS1/2000

 

久しぶりの彼岸花です。(3年ぶりくらいかな)

 

シーズン始めの色褪せていない花だったので、その鮮やかな色を強調したく、
普段は彩度を下げるのですが、今回は撮ったままの彩度を残してみました。

 

相変わらず、この花の撮影には暗い背景を選んで(好んで)しまいます。

その分、花やアングルの選択肢は狭まってしまいますが、そこは仕方ないですね。

 

 

 

木下大サーカス【2022年】


Canon EOS 5D Mark II with EF100mm F2.8L MACRO IS USM f5.6 SS1/30 ISO3200

 

世界3大サーカスのひとつ「木下大サーカス」に行ってきました。

 

サーカス自体を観たのが保育園児の頃だったと思うので数十年ぶりですが、

その時も木下大サーカスだったので、色々な記憶が甦ってくると共に、

大人目線での観覧ということで、また違った感動が沸き上がりました。

 

世界3大サーカスというのは、日本の木下大サーカス、ロシアの

ボリショイサーカス、アメリカのリングリングサーカスを指しますが、

リングリングサーカスは数年前に解散してしまったそうです。

ですから現在、この規模のサーカスというのは実際には2大サーカス

ということになりますね。

 

サーカスというのは、映像ではなく、やはり生で観るのがいい。

あの臨場感や、演者と客席が一体となるグルーブ感というものは

何度味わってもいいものです。

猛獣ショーは目の前であの大きさや迫力を感じられるし、

空中ブランコは見上げて見るからこその、あのスリルを味わえる。

 

素晴らしい、まさにプロのエンターテインメントを皆さんにも

是非、味わっていただきたいです。