M's Photography 松下直樹のブログ

山陰の写真家 松下直樹のオフィシャルブログです

パラコードブレスレット(自作)

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Canon EOS M with EF-M22mm F2.0 STM f2.0 SS1/125 ISO1600

 

先日、クライアントさんからパラコードブレスレットというものをいただきました。

カラフルなパラコードを編んだブレスレットで、こういうのを作れる人って羨ましいなぁなんて思い、

調べてみると、編み方はそんなに難しくないようで、それなら自作してみようと思い、

世界に一つ、自分だけのブレスレットを編み込んでみました。

 

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Canon EOS M with EF-M22mm F2.0 STM f2.0 SS1/125 ISO1600

 

編み方は比較的スタンダードな「コブラステッチ」という編み方です。

クライアントさんにいただいたブレスレットは樹脂のワンタッチバックルが付いていましたが、

自分の場合、こういう物はズシっと重いほうが好きなので、バックルは金属のシャックルにしてみました。

シャックルの留め部は三穴あって、三段階の長さ調節が可能です。

 

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Canon EOS M with EF-M22mm F2.0 STM f2.0 SS1/125 ISO1600

 

さて、このパラコードですが、パラコードとはパラシュートに使われている紐のことで、

4mm程度の細さですが、強度が高く、耐加重は約250kg。

そして、このブレスレットを解くと2m以上の長さになります。というわけで身に着けていれば

例えばアウトドアでテントやタープなどの張り綱が切れたときの補強や、登山の際は

トレッキングシューズの紐が切れたときの代用やツェルトの張り綱の補強にも使えます。

映画「マッドマックス」で主人公が身に着けていたということで、巷でも流行りつつあるようです。

ファッション性も高く、もしもの時に備えて身に着けていたいアイテムですよね。

 

編み方も分かってしまえば簡単で、この程度なら30分くらいで作れると思います。

特別な工具も不要ですし、皆さんもトライされてみてはいかがでしょうか。

編み込みの際、一段ごとに引っ張って絞め込む必要があり、製作には手袋があったほうがいいでしょう。

絞め込み時に素手では手が痛くなると思います。(経験者談)

 

 

 

雪の大山「JOB」

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Canon EOS-1D X with EF24-105mm F4L IS USM f9.0 SS1/320 ISO160

 

 今年に入って既に仕事を含めてスノーシューハイクを4回、そのうち1回は新月の夜。

ラッキーなことに、昨年から雪山での撮影用にディレクターからスノーシューを支給されていました。

新月の夜は、敢えて往路ではライトを点けず、五感を研ぎ澄ましてのハイク。

夜の山では人間も自然の中の動物たちと同じ、物音ひとつでお互いが警戒する世界です。

そして雪中テント泊も経験しました。

ガタガタと震えながら、自分の装備についても考えさせられる一夜となり、

また、温かい布団のありがたみも改めて感じられました。

 

そんなこんなで、今年に入ってからもアクティブに行動しております。

 

さて、上の写真ですが、2月12日(日)の大山での1コマです。

この日と前日は全国的にも雪の地域が多く、鳥取県については全国ニュースでも

取り上げられるほどの豪雪となりました。

そんな日に2日連続で大山での撮影が入っていましたので、さぁ大変・・・

11日は午後からの撮影でしたのでなんとか辿り着けましたが、あくる日は朝一からの撮影なので、

その夜は大山に泊まりました。

 

12日も天候は荒れ気味でしたが、予定通り思い切ってフィールドに入ってみると、

奇跡的に晴れ渡り、市街地が大雪のために上がってくる人も少なく、順調に撮影が進み、

スタッフ一同で、ほっと胸を撫で下ろしました。

 

写真のように木の枝にはたくさんの雪が被さっています。

陽が差すと、この雪がどうなってしまうかというと・・・

 

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Canon EOS-1D X with EF24-105mm F4L IS USM f5.6 SS1/400 ISO160

 

写真の人物はこの日のスタッフの一人で、このブログではお馴染みのCharly氏です。

結果的に神々しい写真になってしまいましたが、実は枝の雪が直撃している瞬間です。

もちろん、私も何度か直撃を受けました(笑)

こういう日の撮影はカメラを守る措置をお忘れなく!

 

 

大山寺賓頭盧尊(びんずるそん)

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Canon EOS 5D Mark II with EF24-105mm F4L IS USM f5.6 SS1/100 ISO1000

 

昨年の大晦日、依頼のあった大山の素材撮影のため、大山寺周辺や横手道などを歩きました。

写真は大山寺にある「賓頭盧尊(びんずるそん)」で、一般的には「おびんずる様」と呼ばれ、

体の悪い部位を撫でると病気が治ると云われているお釈迦様のお弟子さんです。

 

さて、年末には2度ほど大山の素材撮影に上がりましたが、それらの素材を使い、

フォトムービーを作ってYoutubeにアップしたと、ディレクターから連絡がありました。

以下にリンクを貼っておきますので、ご覧になってみてください。

ディレクター目線で編集されたフォトムービーで、古道と霧氷のカットが中心となっています。

 


大山(Mt.Daisen) 霧氷の森

 

 

 

WILD LIFE #5 雪の大山登山「JOB」

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Canon EOS-1D X with EF24-105mm F4L IS USM f8.0 SS1/200

 

先週の撮影時、ディレクターから「雪の大山の素材撮影を頼む」と言われ、

「じゃあ日曜日にでも上がってみますか」ということで、ディレクターと上がってみました。

 

本当なら2合目付近でサクっと撮影して撤収する予定でしたが、欲しい画が見つからない。

「じゃあもうちょっと行ってみます?」てなわけで、さらに登っていくことになったのですが、

元々、二人ともそんなに登るつもりもなかったので行動食も無いし、アイゼンも用意していない。

それでもトレッキングポールだけは使っていましたが、登山靴だけでは滑りまくって

思うように前に進めませんでした。

そうこうしているうちに、「もうてっぺんまで行っちゃいますか(笑)」なんて、

そんな言葉も飛び出しましたが、6合目で撮影をしながら冷静に考えて、

体力は問題なかったのですが、やはりアイゼン無しでは下りがきついということで断念。

なんとか予定の素材も撮れたので、後ろ髪を引かれる思いでしたが下山しました。

 

 

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Canon EOS-1D X with EF24-105mm F4L IS USM f5.6 SS1/400 ISO200

 

この日は晴天で、我々は8時半前くらいから登り始めて、北壁が青く影になっている時間帯。

見上げれば空は青く澄み渡り、絶好の登山&撮影日和でした。

 

実は「雪山には絶対に登らない」と決めていたのですが、仕事ということで仕方なく登ってみて、

装備は大変ですが、冬山も面白いなと感じ始めています。

我々が登ったのは夏山登山道でしたが、自分は夏山登山道が苦手で、もう何年も遠ざかっていました。

しかし、積雪期は勾配は変わりませんが、積雪が50cm程度あり自分的には登りやすかったですね。

年内はまだ何度か冬の大山の素材撮影に行かなければなりませんが、できることなら

それ以外の時にプライベートで雪の大山に登頂してみたいです。