Canon EOS-1D X with EF24-105mm F4L IS USM f5.6 SS1/200 ISO1250
Canon EOS M with EF-M22mm F2.0 STM f8.0 SS1/60 ISO200
11月2日、鳥取県の大山に初冠雪が公式に観測されました。
前日は冷え込み、雨も降っていたことから、「大山には雪が降っているのかも?」
なんて考えていたところ、Charly氏から、「明日、大山ユートピアなんてどう?」と
お誘いを受け、「だったらついでに三鈷峰にも行きますか」ということになり、
当日の大山頂上付近の天気予報を調べてみたところ、雨の心配は無さそうでしたが
最高気温は3度、最低気温はマイナス1度という予報・・・。
慌ててニット帽やアウターを用意して当日は朝の7:30に登山開始。
今回は中の原スキー場を直登して宝珠山越えのルートを選択しました。
1枚目の写真は上宝珠越付近から見た大山北壁です。
御覧の通りの薄っすらと積もった雪が寒々しく、振り返れば下界は晴れており、
なんだか温かく人を受け入れてくれそうな景色が広がっていましたが、
正面には「半端者は出直してこい!」と言わんばかりの厳しさを感じさせる北壁が立ちはだかります。
何か所かのピークを越え、ほぼ予定通りの時間にユートピア避難小屋への分岐に到着しました。
「小屋で一旦休憩してから三鈷峰に行きますか?」と聞いたところ、
「いや、このまま向かおう」ということになり、ザックも背負ったまま三鈷峰にアタック開始。
ユートピアまでの道中も危険なところはありますが、三鈷峰までの道中はかなり危険です。
登頂というよりはクライミングという感じでしょうか。高所恐怖症の方は肝を冷やすポイントがあります。
我々がアタックを開始した頃からかなりの強風が吹いており、見る見る雲に覆われていきましたが
三鈷峰から北東方面に僅かですが晴れ間が見えており、美しい紅葉が我々の疲れを癒してくれました。
Canon EOS M with EF-M22mm F2.0 STM f8.0 SS1/60
さて、ユートピア避難小屋へ引き返す頃には四方をガス(雲)に覆われてしまい、
稜線を横切るようにすごいスピードで雲が流れます。
タイミングよく避難小屋へ「文字通り」避難し、少し早めの食事を楽しみました。
Canon EOS M with EF-M22mm F2.0 STM f2.0 SS1/80 ISO1600
下山は振子山から親指ピークを経て野田ケ山、大休峠から川床というルートを予定していましたが、
あいにくの荒天により、下宝珠越まで来た道を帰り、分岐から大神山神社方面のルートを取りました。
さて、大山登山といえば夏山登山道から頂上への登山をイメージされる方が多いと思いますが、
今回のルートは頂上までのルートではなく、やや難易度の高いルートと言えます。
夏山登山道の整備された階段状の道ではなく、もちろん危険個所にはロープや注意看板などはあるものの
いつしか出来た踏み跡が基本となるルートです。
鎖場(ロープ)も何か所かあり、両手で岩肌を掴みながらよじ登らなければならない箇所もあります。
これぞ登山道という感じで、少ないながらも色々な低山ハイクを楽しんできましたが、
他とは比べ物にならないほどの圧倒的な景色も素晴らしいルートです。
本格的な積雪の前に登りたいと考えていましたが、まさか初冠雪の日に登ることになるとは。
次回はもっと時間を使い、それなりの機材で撮影も楽しみたいと考えています。
Canon EOS M with EF-M22mm F2.0 STM f5.6 SS1/125 ISO3200
約一か月ぶりの登山です。
今回もCharly氏にお誘いを受けて、行き先を玉峰山に設定しました。
ここは何年か前に滝を見に来たくらいでした。
標高が820mほどの低山ですが、懐が浅いので、結構な急登が続きます。
本当は思い切った場所での縦走登山も予定していたのですが、
その日はCharly氏に突然の仕事が入ったので、日にちを変更して
内容も変更しました。
今回の登山の目的は山頂での『宴』です。
もちろん、ノンアルコールですが、フライパンを持ち込んで焼肉をしました。
あと、定番のラーメンも作りましたので、おかげでザックがパンパンです(笑)
Canon EOS M with EF-M22mm F2.0 STM f2.0 SS1/125 ISO800(Charly氏)
山頂で宴を催していると二人の方が上がって来られました。
そのうちのお一方は同じ町内の方だったようで、こんな山奥で近所の方と出会うとは、
世の中狭いと言いますか、面白いものです。
しばし4人で談笑した後、お弁当を食べて下山されました。
Canon EOS M with EF-M22mm F2.0 STM f5.6 SS1/500
さて、この玉峰山ですが、最初に申し上げたとおり
標高は820mほどですが、ほとんどなだらかな道はなく、
直登ではありませんが、そこそこの急登が山頂まで続きます。
さほど危険な箇所はなく、森林公園からの登頂は檜や杉林がメインで、
見どころは登ってすぐにある、一枚目の写真の雄滝でしょうか。
山頂の展望はまずまずで、下山は来た道を帰るのではなく、
ぜひとも雌滝方面から降りていただきたいですね。
僅かな稜線をうまく利用した道で、時折急な下りがありますが、
雌滝の景観は圧巻で、これを見ずしてこの山の登山はあり得ないと思うくらい、
二人して滝を眺めていました。
残念ながら撮影を目的としていなかったので三脚はなく、撮影はしていませんが、
一人ではちょっと怖くなるくらいオドロオドロシイほどの雰囲気を楽しめます。